トモセラピーに関するQ&A

トモセラピーに関するQ&A

2008年当院が全国で10番目、東北地方で初めて導入した最新鋭の放射線治療装置で、トモセラピー自体でCT撮影を行い、がんの複雑な形状に合わせて放射線を照射することができる装置で強度変調放射線治療と呼ばれています。
従来型に比べ正常な臓器へのダメージを減らし、より身体に優しい放射線治療が可能です。

・電話でのトモセラピー適応判定(治療の可否)は出来ますか?

電話では治療に関する判断はできません。
放射線治療がいいのか、それとも手術・抗がん剤等ほかの治療がいいのかといった治療方針は、がんの大きさや部位、がんの性質、全身状態などによって決まります。
照射対象かどうか、治療効果はどうかについては、状況や目的により人それぞれ違いますので、当院では放射線治療専門の医師が検査データをもとに慎重に判断しています。
電話やお話しだけでは判断できかねますので、現在の主治医からの診療情報提供書を持参し、ご予約の上担当医へご相談ください。

・トモセラピーを受けるには(受診方法)どうしたらいいですか?

放射線科(または各診療科)の受診が必要になります。
診療は完全予約制になっていますので、現在の主治医から診療情報提供書を記入していただき、地域医療連携部(0176-23-5869)で予約をお取りください。

・トモセラピーの治療時間・期間はどのくらいですか?

1回の治療時間は10~30分程度、月曜から金曜の週5回を繰り返して治療します。
がんの種類や大きさによって照射回数は変わりますが、典型的な症例の場合、前立腺がんで40回程度、乳がん予防(乳房温存術後)で25回程度の照射で治療終了となります。
治療前にCT撮影により病巣を画像で確認の上治療計画をたてますので、治療スケジュールについては担当医へご確認ください。

・治療は外来通院ですか?入院はできますか?

外来通院での治療が可能です。仕事を続けながら治療をされる方もいらっしゃいます。
ご自宅が遠方の方や症状により入院して治療を受けることもできます。

・トモセラピーの医療費はどのくらいですか?

トモセラピーは健康保険が適応されます。
高額療養費制度を利用して治療費の自己負担分を軽減することもできます。
自己負担限度額は年齢や収入によって変わり、70歳未満の場合5つの区分に分けられます。例えば、70歳未満一般所得者(標準報酬月額28~50万円)の場合はひと月の上限額が9万円程度となります。
自己負担限度額について詳しくはご自身が加入している健保組合にご確認ください。

・待機期間はどのくらいですか?

放射線科受診から治療開始まではおおむね4~5日です。放射線科受診は予約制ですので、予約状況によっては希望日より1週間程度お待ちいただく可能性もあります。 また、泌尿器科など担当科の受診や治療前に検査が必要となる場合もあり、各科の予約状況や検査予約状況によって治療開始までお時間を頂く場合もあります。

・治療中に気を付けること・してはいけないことはありますか?

過度に負担がかかること以外は通常の生活で構いませんが、いくつか注意しなくてはならないこともあります。たとえば喫煙・飲酒はさけることや照射部位の皮膚は炎症で弱っていますので、温泉は控えていただき、入浴中も強くこすったりしないようにします。また、部位によっては食事内容に気を付けなければならないこともあります。詳しくは、治療前に放射線専門の看護師よりご説明します。

・放射線治療による副作用はどんなものがありますか?

放射線治療中に起きてくる早期合併症と、照射後数年後に起きる晩期障害があります。
照射部位によって口腔内乾燥や咽頭痛、頻尿、下痢、皮膚炎などが生じる場合もありますが、トモセラピーは従来の放射線治療と比較すると頻度や程度は低いとされています。
担当医が定期的に診察し、副作用の確認を行って対処しますので、我慢せずにお申し出ください。

・セカンドオピニオンを受けるにはどうしたらいいですか?

現在の主治医へ申し出て情報提供書を記入してもらい、事前に当院の受診予約をお取りください。

・トモセラピーの治療実績、治療効果、照射による副作用の発生率を教えて下さい。

(統計やデータに関すること)
2018年の照射実績は135例で、照射部位別には前立腺40%、骨10%、骨盤内10%、乳腺20%、肺10%、頭頸部・その他10%となっています。
原発別では前立腺疾患が40%で最も多く、乳腺、肺、子宮、食道の順になっています。
治療効果はその方の治療目的によって指標となるデータが変わるため一概にはお答えできませんが、治療開始前に担当医と十分に話し合い治療計画をたてますので、納得して治療を受けていただきたいと思います。
トモセラピーでの副作用発生率は一般的な放射線治療と比較すると、かなり少なくなってなっています。
全く副作用がない方もいますが、照射部位によっては必ず副作用がでる場合もあります。 

・トモセラピーの事前の検査はどんなものがありますか?

がんが疑われるとまず、がんの診断や病期、治療方針を決めるための検査の他、全身状態や臓器の機能を確認するための検査が行われます。
画像検査(CT、MRI、RI、PET-CT、エコー等)、血液検査、病理組織検査、その他検査など必要な検査は個人によって異なります。治療計画ではCT検査を行います。