泌尿器科
診療科のご案内
泌尿器科では、腎臓・尿管・膀胱・尿道などの尿路疾患に加え、前立腺や精巣などの男性生殖器、副腎などの内分泌臓器の疾患を対象に、専門的な検査・治療を行っています。
前立腺がん・膀胱がん・腎がんなどの悪性腫瘍から、排尿障害、尿路結石、慢性腎不全まで幅広く対応し、透析センターや各専門チーム(CKDチーム・排尿チーム)と連携した総合的な診療体制を整えています。
また、弘前大学病院との連携により、稀な疾患や高度な専門性を要する症例にも対応し、地域における泌尿器科医療の中心的役割を担っています。
代表的な疾患・治療
前立腺がん(MRIガイド下生検・IMRT)
前立腺がんの診断では、MRI画像を用いたMRIガイド下前立腺生検を2026年4月より導入し痛みのない状態で、より精度の高い診断を実施しています。(県内3施設目)
治療では、放射線治療装置「トモセラピー」を用いた強度変調放射線治療(IMRT)を行い、正常組織への影響を抑えつつ高精度な治療を提供しています。2024年10月からはハイドロゲルスペーサー留置も導入し、直腸への有害事象の軽減に努めています。
病状に応じて手術・薬物療法とも連携し、最適な治療方針を立案しています。
尿路上皮がん・腎がん(手術・薬物療法)
膀胱がん、腎盂尿管がん、腎がんに対して、外科的治療と薬物療法を組み合わせた総合的な治療を提供しています。進行度に応じて最適な治療法を選択し、化学療法・免疫療法・分子標的薬なども併用しながら、地域の先生方とも連携し、再発予防と長期的なフォローアップにも取り組んでいます。
手術治療としては、膀胱がんに対して経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)や膀胱全摘除術を行っています。
腎盂尿管がんに対しては腎尿管全摘除術を実施し、腹腔鏡下手術も可能です。
腎がんに対しては腫瘍の大きさや部位に応じて治療方法を検討しています。腎摘出術は腹腔鏡下で行うことが多く、低侵襲で回復の早い治療を実現しています。
(ロボット手術や専門的な局所治療が推奨される、あるいはご希望の場合、速やかに連携施設を含め紹介いたします。治療後は当院でのフォローアップも可能です。)
排尿障害(前立腺肥大症・過活動膀胱)
前立腺肥大症に対しては、低侵襲治療であるWAVE(経尿道的水蒸気治療法)を導入し、身体への負担を軽減した治療を提供しています。
過活動膀胱に対しては、薬物療法に加え、難治性の過活動膀胱に対してはボトックス膀胱壁注入療法や仙骨神経刺激療法(SNS)などの専門的治療を実施しています。
これらの診療は院内のコンチネンス(排尿)ケアチームと連携し、包括的なサポート体制を整えています。
尿路結石・腎不全(レーザー治療・透析センター)
尿管結石に対しては、内視鏡を用いたレーザー治療(TUL)を行い、迅速かつ低侵襲な治療を提供しています。
慢性腎不全に対しては、血液透析・腹膜透析の双方に対応し、透析センターと連携した包括的な腎不全管理を行っています。
また、CKDチームと連携し、慢性腎臓病の早期段階から生活指導や薬物療法による介入を行い、透析導入に至るまで一貫したサポート体制を整えています。
NCD(National Clinical Database)登録について
当科では、手術や治療に関する情報を、全国規模の臨床データベース「NCD(National Clinical Database)」に登録しています。これは、日本全国の医療機関が連携して医療の質を向上させることを目的とした取り組みであり、登録された情報は厳重に管理されます。患者さんの安全で質の高い医療の実現のため、ご理解とご協力をお願いいたします
スタッフ紹介
田中 壽和 たなか としかず
得意分野
- 泌尿器一般
- 泌尿器科悪性腫瘍
所属学会
- 日本泌尿器科学会
- 日本癌治療学会
- 日本泌尿器内視鏡・ロボティックス学会
- 日本透析医学会
- 日本泌尿器腫瘍学会
資格情報等
- 日本泌尿器科学会専門医
- 日本泌尿器科学会指導医
- 日本透析医学会専門医
- 医学博士
- ダヴィンチ認定技術者
- 本人の意向を尊重した意思決定のための相談員研修会修了
- がんのリハビリテーション研修修了
- オンライン診療研修修了
- 医師のための排尿機能回復に向けた治療とケア講座修了
- スペースOARシステム研修修了
- 身体障害者福祉法指定医
- 医師臨床研修指導医養成講習会 受講済
- 緩和ケア研修会修了
- 脳梗塞t-PA適正使用講習会